健康

「減塩は無意味」塩摂取のススメ

ご来訪頂きまして誠にありがとうございます。夕凪と申します。

今回は、健康を気にして「減塩」をしている方に読んで頂きたい内容となっております。

多くの人は、塩を摂りすぎると高血圧や生活習慣病のリスクになると思い減塩に取り組んでいると思います。なぜかというと、多くの医療現場や栄養士、食品関連の企業が「減塩!減塩!」と謳っているからです。そこだけを切り取って塩を減らすということをしていると、すごく危険ですよ!ということなのです。

結論からいうと「塩は摂るべき」なのです。

しっかりとした知識をつけ、臆することなく塩を摂っていけばいいのです。みんなで塩を摂っていきましょう。さあ!摂るんだ!

なぜ世間は「減塩」をすすめるのか?

それは一般的に大量に流通しているのが食塩(精製塩)だからです。塩は主に食塩と天然塩があり、食塩は安価で手軽に入手でき、様々な食料品や外食産業でも使用されています。

食塩(精製塩)「イオン交換膜製塩法」

簡単にいうと、科学的に作られた塩ということです。本来の塩は塩化ナトリウム80% ミネラル20% 塩を摂る一番の目的は「ミネラル」を摂取すること。(マグネシウム、カルシウム、カリウム、亜鉛…など) しかし食塩(精製塩)は99%以上が塩化ナトリウムであり、ほぼ塩辛いだけの物質ということです。確かにこれを摂取するのは体に悪いです。

天然塩天日塩、平釜製法(開放釜で煮詰めて塩の結晶をつくる方法)

天日塩とは、太陽の光と風によって自然にゆっくりと水分をとばして作られた塩。これが一番「ミネラル」が残った塩なのですが、残念ながら日本は多雨多湿の国なので、天日塩を作るのに適した環境でなく、国産の天然塩は平釜製法が主になるでしょう。しかし無理に天日塩にこだわらなくても、天然塩であれば健康効果の恩恵は十分受けられると思います。

塩の量ではなく質を意識することが重要であり、これを知らないと健康上すごく損をしてしまうかもしれません。

「ミネラル」がなぜ必要なのか?

ミネラルとは

私たちの体に欠かせない元素で、「タンパク質」「脂質」「糖質」「ビタミン」に並ぶ五大栄養素のひとつです。

 人の体に必要なミネラルには、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、亜鉛、リン、鉄、マンガン、銅、ヨウ素、クロム、セレンなどがあり、それぞれ異なった働きをもっていて、骨や細胞などの材料になったり、筋肉や神経、ホルモンの働きを調節するなど、生きていく上で必要なあらゆる生理作用にかかわっています。

 ミネラルは成長段階や性別などによって必要な量や種類が異なり、多すぎても少なすぎてもよくありません。そのため、主に腎臓で余分な量を排泄したり補ったりして、バランスを保っています。

人の体にとって、臓器だったり細胞が活性化することだったり、骨や歯が作られる為に必要なもの、つまり生命活動に絶対的に必要なのが「ミネラル」という栄養素なのです。

人間の体の約4%が「ミネラル」といわれていますが、このたった4%が少しでも欠けたら、人は生きていけないと言われるほど大切な栄養素となっています。

塩の歴史

日本の歴史からみてみると、1600年前の古墳時代から、海水から塩をとっていたという記録がある。そんな時代に現代のようなエビデンスを得る手段などなかったと思うが、感性で「ミネラル」の重要性を理解していたのでしょう。

前述のとおり、精製された塩は99%以上が塩化ナトリウムで「ミネラル」が一切含まれていない。こういったものを摂ることによって、心臓、腎臓、肝臓に負担がかかり、高血圧や生活習慣病のリスクが上がる。ではなぜこの精製塩が一般的になっているのか?

「イオン交換膜製塩法」ができ、その後1971年に「塩業近代化臨時措置法」という民間企業が勝手に塩を作ってはいけないというイカれた法律ができます。

国営企業の日本専売公社(後のJT)が、この製法で作った食塩は低コストで量産できるとし、それを売って国益を上げようとした。その裏にはGHQがからんでいたという話も…。

そのタイミングから日本人の体に変化があらわれてきた。

今まで摂取していた「ミネラル」が失われ、日本人が本来持っていた免疫力が低下し体質が変わったことにより、高血圧や生活習慣病が増えた。日本食は塩をよく使うので、それが全て食塩になることでミネラルバランスが崩れていった。それが現代にも波及していて日本人の病が多い要因の1つと考えられます。

幸い1997年に専売制が廃止され2002年に自由化。現在では本来の塩が手に入るようになっています。

塩に対してあまり意識してこなかった方も、一度塩の成分表記や製法に注目してみて下さい。それに「食塩」や「イオン交換膜法」などの表記があったら、「ミネラル」を一切含んでいない精製された塩なので、「天日塩」や「平釜製法」といった表記のある、本物の塩を使うことをオススメします。

現代日本人は「ミネラル」が不足しがち

「ミネラル」が不足すると、疲れやすくなったり、アレルギー、便秘、うつ病、高血圧、感染症、骨粗しょう症、癌、糖尿病、心臓、腎臓、肝臓に負担がかかり、むくみやすくなったり、慢性的な頭痛、腰痛、肩こりなどにつながり、メリットがありません。

たかが塩と軽視していると、健康面で考えて大損してしまう可能性があります。

こういったことを歴史上の観点からも知っておくと、自分の中で納得していい塩を手に取ることができると思いますので、参考にして頂きたいと思います。

どの天然塩を買えばいいのか?

何でも良いと思います。ネット検索すればオススメがいっぱい出てくると思いますので難しく考えず、まずは思考停止でいいので有名どころ(ぬちまーすとか海の精など)を購入してみて、食塩との違いを感じてみれば良いと思います。

私的におすすめするのは「海の精」と天日塩であれば「恵安の潮」です。

特に最近は「恵安の潮」の方が断然お気に入りとなっております。中国と聞くと敬遠する方もいるかもしれませんが、中国産が何でもかんでも粗悪品などという偏見は捨てましょう。「恵安の潮」は秦の始皇帝以来二千年間続いた王室専用の塩田の塩として、現在まで受け継がれた伝統ある手法で作られています。太陽の光と陶器の遠赤外線だけで結晶させ一年間熟成。その結果73種のミネラル含有。加熱処理をしない100%深層海水が原料です。品質管理世界規格9001も取得。日本向けということでヒ素や重金属、カドミウム、水銀、農薬、パラチオンなど全て不検出にこだわっているとのこと。

これでつくったおにぎりはおいしいですよ。職場に持っていく昼食はそれだけでいいぐらいです。以前は「塩の味なんてどれも大差ないだろ」なんて思っていましたが、ちょっと意識高く天然塩を摂取し続けることにより、違いに気付けるようになりました。

こんな感じで自分に合う塩を求めて探してみるのが良いのではないでしょうか。

ここまでお読み頂きましてありがとうございました。

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