健康

【無添加入門】調味料の「さしすせそ」から変えてみましょう。

ご来訪頂きまして誠にありがとうございます。夕凪と申します。

無添加食品というと「手軽に入手できないのではないか?」「何よりお金がかかるでしょう?」といって敷居が高いイメージがあるし、事実その様な側面はあると私も思います。

しかし商品の原材料表示を見る癖がついてから、スーパーでも数百円位の違いで意外と無添加やそれに近い物があるぞ、と気付いたのです。「ただその数百円の違いが合算されるとレジの合計金額が牙をむきやがるんだよ!このシャバ僧がッ!!」とおっしゃる気持ちはよくわかります。ただ一度の食事で消費したら終わりの食材ではなく、一度購入したらある程度の期間は購入しなくてよい上、尚且つ体内に入れる頻度の高い「調味料」その中でも「さしすせそ」のみでも意識してみるのとそうでないのとでは、将来かかる医療費の観点からみても、それなりの費用対効果があるかもしれませんよ。

原材料表示の見方

色々パターンはありますが、現在見るのはほぼこのパターンですね。要は「/」スラッシュ以降がその商品に使われている添加物という事です。

砂糖

糖質は現代ならあらゆる食品に含まれており、普通に食事をしていれば十分に事足りてしまうので、砂糖として摂らないで済むならそれに越した事はないのですが(甘い物が苦手という人がほんと羨ましい…)食の楽しみの観点から甘さは欲しいのであります。しかし手軽で安価な白砂糖は繰り返し精製され甘さの純度だけが残った物なので、血糖値の数値を狂わせたり、体を冷やす原因となり、健康、美容面においてもメリットなしときた。(私的には精製された砂糖は粒子がギザギザになり血管を傷つけるというイメージ)

そうなるとまだカリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルを含んでいる「きび砂糖」をお勧めせざる得ない感じですね。

「きび砂糖」のミネラル効果:むくみ改善、便秘解消、血糖値の上昇を緩やかにする、イライラを抑える。

砂糖の代用として、米麴が原料の甘酒もいいでしょう。麴菌は善玉菌のエサになり免疫力を高める。そして「エルゴチオネイン」という成分がビタミンCよりも高い抗酸化作用をもち、老化の原因の活性酸素を抑制。高血圧や動脈硬化予防にも有効です。

他には業務スーパーなどで見かける「デーツシロップ」もお勧めします。ナツメヤシの実から凝縮したシロップで黒糖のような甘味。ミネラルと食物繊維が豊富の天然の甘味料で、心臓病のリスク軽減の効果もあるとか。

以上のように、糖分自体は体にあまりメリットを及ぼさないのですが、どうしても欲するならミネラルの残る天然の甘味料といった考え方です。血糖値の上昇も割と緩やかに抑えられますしね。

塩には「精製塩」「自然塩」があり控えるべきは「精製塩」(砂糖と一緒ですね)「精製塩」は人間に必須のミネラルを排除した塩。加工食品や外食産業は大体この精製塩。精製塩の成分は95.5%以上が塩化ナトリウムである。塩ではない高純度の塩化ナトリウムは高血圧の原因となる。

「自然塩」は主成分である塩化ナトリウムが90%前後で残り10%がカリウム、カルシウム、マグネシウムなどで構成。一般的に減塩しろと言われるのは「精製塩」であるからで、「自然塩」ならむしろ増塩すべきであり、目分量でかなり大雑把に摂取して問題ないと思います。

「自然塩」は製造方法が「天日、平窯」と記載があるものが理想です。塩のミネラルは人体にとってかなり重要だと思うし、先ずは塩を良い物に変える事を私的にはお勧めします。一度購入すればそんな数日でごっそり消費してしまう物でもないし、自然塩の効能を考えたらかなりコスパは良いと思います。どこのスーパーでも置いているかどうかは微妙ですが、私は「海の精」を使用しています。「やきしお」タイプがサラサラしていて使いやすいです。

普段使いなら「穀物酢」「米酢」の2択になると思いますが、「穀物酢」は遺伝子組み換え作物を使用している可能性があります。遺伝子組み換え作物とは、手間をかけず大量に作物を収穫する為、害虫に強く、特定の除草剤が効かないよう遺伝子情報を操作した作物。以上の事から「米酢」の方が無難。(米は遺伝子組み換え作物は流通していません)

米酢は原料の違いで「純米酢」と「米酢」でわけられます。米酢は純米酢よりも原料の米の使用量が少なく、米の代わりに安価なアルコールを添加していて、価格は安いが旨味は薄いです。ですのでアルコール添加のされていない「純米酢」を選びたいところです。

ミツカン 純米酢 原材料は国産米100%です。

醤油

原材料が「大豆、小麦、塩」のみの物を選びたい。国産100%が理想ですが、大豆や小麦は国内自給率が少なく大半が海外から輸入している。輸入作物は遺伝子組み換えの可能性があるのに加え、収穫後に大量にかけられる「ポストハーベスト」という農薬の問題もある。ただ「有機」であれば遺伝子組み換え大豆は使用されませんし、有機JASにて禁じられているポストハーベスト処理もされていません。

醤油の原料に使用されている大豆は「丸大豆」または「脱脂加工大豆」です。「脱脂加工大豆」は、大豆から油分を取り除いた大豆の搾りカスのこと。作る過程で「ヘキサン」という有機溶剤が使われている可能性があるので、なるべく「丸大豆」で作られたものを選びたいところです。

  • ヤマサ 有機大豆の吟選しょうゆ
  • イチビキ 国産しょうゆ

両方ともスーパーで見かけやすいと思われます。

味噌

味噌は原材料が大豆、米(麹)、塩のみのシンプルなものを選びましょう。出汁入り味噌は手軽ですが、大抵添加物入りです。原材料が国産100%なら尚良し。先ほどと同様大豆は大半が海外からの輸入大豆です。遺伝子組み換え等の懸念もある為、なるべく国産を選びたいところです。

シンプルな原材料表記。味噌は身近なスーパーでもこの様な商品が他のジャンルよりは比較的多い印象です。

決して完璧を目指さない。

さらに深堀すると、それぞれ製造方法とか、食塩?自然塩じゃなくていいの?とかあるでしょうが、そこまでこだわりだすと値段も一気に跳ね上がる為、個人的にはそこまで気にしてられないです。金銭的に干上がってしまったら、無添加生活で健康になろうとする前に息絶えてしまいます。

真性無添加プロの界隈からすれば、私の様な者はツッコミどころ満載なのでしょうが、こちらの書籍では身近な食品を例に危険性の高い添加物が紹介されていて、「〇・△・×」で買うべきかどうか判定しています。(△つってますから、まずはそのぐらい気楽にね) 日本の食品事情などが気になりだしてきた人の入門用としてかなりの指標になると思います。

買い物こそ投票

選挙の投票より我々が日常お金を投じる先の方が何億倍も重要です。

癌、脳卒中、認知症、はたまたうつ病にいたるまで、病気大国の原因はほぼ、これまで取り入れてきた食事によるものと言っても過言ではありません。

海外で規制され売れなくなった添加物を、日本へ売りつけ処理させている。日本は世界のごみ処理所となっている。(敗戦国ゆえ) 

それでも無添加の商品を生産して頑張っている企業はあるし、大企業でも商品によってはそういった物もあるわけで、それらを購入し応援する事で一般化し、無添加またはそれに近い安全な商品の方がお金になるとなれば、企業もそういった商品を製造せざる得なくなり、良い物がスタンダードに安価で店頭に並ぶ世の中になる。(海外もそういう過程を経て今がある?)

我々庶民のお金の落としどころが最大の抵抗になり、もはやそれしかないのでは?とすら思えます。

完璧を目指す必要は全くなく、小さくコツコツと普段使いの調味料から変えていくと、ふと気付いた時自分のポテンシャルが上がっていた!何て事があるのかないのか?そもそも自分のポテンシャルとは何を指して言っているのか?よくわからなくなってまいりましたが…。

まあとにかく、この記事をこんなところまで読んでくれる様な方は、既に私なんかより健康意識の高い方か、これから少しでも取り入れる食品に気を付けて行こうと思い始めている方だと思いますが、それだけでとても素敵な事ですし、少数上位の誇らしい事だと思いますよ。

ここまでお読み頂きましてありがとうございました。

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