健康

ケツ食い込み具合OK?

ご来訪頂きまして誠にありがとうございます。夕凪と申します。

今回は記事タイトルでお察しの通り(察せねえわ!)「痔」についてのお話となります。

私自身、二十歳位から十数年痔に悩まされていた経験がございます。今回の記事が現在痔で苦しまれている方の光明になれば幸いです。

「痔」大国ニッポン(3人に1人が痔主らしい)

社会人になって間もなくの19歳頃からやけに肛門が痒くなり、特に寝床についてからが顕著で掻かずにはいられず睡眠の質は落ちるしで、当時はこれが痔の症状とは思わず、何か変な菌に感染したか?と思っていました。(それはそれで怖いが)その後ティッシュを血で染める「切れ痔期」、常時肛門に異物感を感じる「いぼ痔期」と順調に経て25歳から27歳頃には肛門周辺の結構広範囲にわたって常にヒリヒリ痛み、排便が苦痛というより恐怖にすら感じる様になってきました。

そんな状況のある日の仕事中、いつもの様にパンツがケツに食い込んできていたので(いつも食い込んでたのかよ)直したところ、かさぶたが剥がれた様な感覚がしたのでトイレで見てみたら、膿んで汁が出てくっついていたのです。こりゃ流石に怖すぎるなと思い、どうしたもんかと本格的に治療法を模索し始めたのでありました…。

「ぢ」の広告でおなじみ、老舗のあの薬

当時新聞の広告欄によく出ていて以前から存在は知っていましたので試してみる事に…。まず無料サンプルを申し込み、その後資料請求しそこで初めて価格を知る事となるのですが、率直に言って「高ッ!」と思いました。20年近く前の事ですので記憶が曖昧なところもありますが、次に紹介する薬の3倍以上のイメージです。そしてそれをある程度長期的に続けていかなければならないので、私的には正直無理がありましたが、当時の私はそれしか頼る術がなかったので、資金で買える範囲の量(2週間分ぐらい?)を購入し治療を実施しました。軟膏で患部に直でアプローチするタイプの薬だったので、挿入器の準備とか毎日やるとなると結構手間で大変だった印象です。1回買って資金がなくて暫く間が空いて、そしてまた買ってみたいな感じで、トータル1か月ちょい分ぐらいはやりましたかね。確かに効果はある薬だと思いましたが、施術の手間と何より底辺派遣社員の私の給与ではとても続けていけませんでした。あ…決して批判ではないので誤解なき様お願い致します。薬自体は間違いなく良いものでしたよ。(ただ価格が優しくなかっただけです…) 私の様な貧乏人が手を出してしまい大変申し訳ございませんでしたヒ○ヤ○○堂様!

そんな庶民にも救いの手が…。

まあ、何だかんだ言って前述の薬のおかげで1年近くは割と快調だったのですが、施術期間がやはり不足していたのか、また肛門周辺ヒリヒリがぶり返し、市販薬等でごまかし×2過ごす日々もとうとう限界を迎え、絶望に打ちひしがれようとしていたところ、新聞の折り込みチラシに救世主が舞い降りたのであります。(当時はガラケー全盛期でネットで情報を得る概念があまりなかったのだよ。)

地元の薬局というか薬堂みたいなとこのチラシで、「この価格ならいける!」というか決して安くはないのですが、前述の事があったのでかなり良心的に感じたのです。

そう、救世主の名は「レンシン」

レンシン概要

  • 大人(15歳以上)1回1包、1日2回。
  • 朝は食前、夜は就寝前1回に1包を水又はお湯で服用してください。
  • 1日服用量2包中 蓮茎1.5g、カイカ0.7g、ショウキョウ0.3g、センナ0.2g
  • 蓮茎(レンケイ)→痔の出血、腫れ物に古くから使用された成分。腫れ、炎症を抑制。
  • カイカ→毛細血管の抵抗力を高め、血管壁の浸透性を弱め止血。腫れ、熱感をとる。
  • ショウキョウ→体を温め新陳代謝を促す。
  • センナ→排便をスムーズにする。

1日2回服用するだけ。手間いらず。私の場合当時は夜勤もあったので、朝、夜はあまり意識せず、起床直後服用と就寝前服用だけ心掛けていました。結構にがい薬で、口内を割と潤しておかないと咽やすい感じの粉質でしたね。ただお湯に溶かして蜂蜜と混ぜたり、オブラートで包んで飲んでも問題ない様です。私は漢(おとこ)ですので小細工はせずストレートでいきましたがね。いずれにせよ痔の苦痛から解放されると思えば大して苦ではないと思います。

漢方のわりに即効性も高く、3~4日位で痛みは完全に消え、2週間後位にはイボも無くなりほぼ通常状態になり、めちゃめちゃ安堵したのを覚えています。

万人に該当するとは言い切れませんが、この「レンシン」なら多分大体は1~2週間程度で最悪の病状からは脱せると思うので、そこから油断せずダメ押しの念で4週間位続けるのがベストだと私的には思います。(56包×2か56包+28包)

痔の薬は漢方一択

これも批判ではないですが、痔はボラ○○ールやプリ○○ース等の市販薬では対症療法にこそなれど完治は絶対にしません。そしてこれらの合成化学物質満載の薬を長期的に敏感な粘膜部にぶち込み続けるのは私的にもおススメできません。(製品の説明書きにもこれらの様な文言が記載されてますしね。)

安価な対症療法に頼る気持ちはわかりますが(私もそうでした)、根本的解決を目指すなら時には自己投資の意味も込め「レンシン」の様な薬を試みて頂きたいと思います。

1度効果を実感できれば「自分で誰にも知られず治す手段がある。」という後ろ盾ができ、万が一再発しても恐怖せず、安心感が生じ、精神も安定しそれこそ再発しずらくなるのではないでしょうか。(病の原因はストレスが大半ですしね。)

以上の事から「レンシン」をおすすめ致します。

普段の食生活を見直す

痔の最悪の症状を食い止める保険を得たとしても予防するに越したことはない。そこで重要なのは、やはり普段の食生活でしょう。漢方で最悪の状況を脱した後は、少しずつでも食習慣の改善をする事をおススメ致します。健康を保つのが結局のところ長い目で見て一番経済的ですからね。

痔を予防する栄養素

  • 食物繊維
  • 乳酸菌
  • オレイン酸
  • オリゴ糖

食物繊維(不溶性・水溶性の2種類)

(不溶性)水分を吸って膨らむ事で、便の量を増やし、腸の動きを促します。

米・パン

玄米、雑穀米、もち麦、ライ麦パン、全乳粉パン

野菜 

れんこん、さつまいも、ブロッコリー

果物

栗、アボカド、ブルーベリー

きのこ類

えのき、しいたけ、しめじ、エリンギ

その他

納豆(納豆菌が善玉菌のエサとなる)

(水溶性)水に溶けて便を柔らかくしたり、腸に溜まった老廃物を吸着して排出。

海藻類

昆布、めかぶ、わかめ(善玉菌を増やすアルギン酸、ヨードなどが含まれる)

野菜

ごぼう、にんじん、大根、玉ねぎ、キャベツ、ほうれん草

果物

リンゴ、プルーン、いちじく、アボカド

その他

山芋、オクラ

乳酸菌(悪玉菌の繁殖を抑え、腸内細菌のバランスをとる)

味噌・醤油

大豆の発酵食品であり植物性乳酸菌。胃酸などの消化液に負けず腸に到達できる微生物として注目。

ヨーグルトなど

乳製品は人により相性があるので、それぞれの試みで。 

オレイン酸(植物や魚の脂。小腸で吸収されにくく腸に刺激を与え排便を促す)

オリーブオイル

1日大さじ1~2杯を目安。LDLコレステロールを下げる効果も。

アボカド

不溶・水溶両方の繊維質を多く含むスーパーフード。

オリゴ糖(善玉菌の栄養源となりビフィズス菌を増やす。整腸作用あり。)

大豆

大豆そのものだけでなく、味噌や醤油も。

野菜

ごぼう、玉ねぎ

その他

バナナ、はちみつ

さけたい物

インスタント食品、ジャンクフード全般、牛・豚肉、刺激物、冷たい物、アルコール

水分を十分に取る

目安は1日に1.5~2L(カフェインを含む飲み物はノーカウント。コーヒー・緑茶など…。)

人が一度に吸収できる水分は200~250mlといわれており(コップ1杯程度)これらを定期的に摂取。朝起きたらコップ1杯水を飲む(白湯なら尚よし)

ここまで挙げた食材を積極的に摂取し、肛門に優しい排便ができるようにする。何も痔に限った事ではないですね。要はデトックスが大事。痔にしろ他の病気にしろ体内の毒素が引き起こすのが大半なわけですから。現代社会の食品事情において毒素を避けるのは不可能。ならば極力排出していくしかないわけです。トックスの観点でいっても排便は最重要です。

人間のデトックスの割合は…

  • 便…7割
  • 尿…2割
  • その他…汗、髪、爪…との事らしいので。

これらからも便秘は万病の元だという事がわかりますね。

痔の治療において手術は必要なのか?

これについては私も専門家ではないので「各自の判断による」としか言えませんが、個人的な見解としては必要なしですね。というか何故だか私の場合初めからその選択肢がありませんでした。(別に恥ずかしいから…という事でもなく)

手術でその時点での原因を取り除けば症状は改善するでしょう。ただ一度痔になったという事は、残念ながら痔になる体質という事なので、その後もそれまでと同じ生活習慣を送っていればまた再発します。なので手術といってもあくまで対症療法だと思うので、それで身体にメスを入れるリスクを負うのは割に合わないと思います。余程重症で緊急性がある症状なら話は別ですが。

薬にしろ手術にしろどのみち症状をおさめた後が重要です。

前項で述べた食品の摂取を意識して、睡眠とって、あとこれが一番難儀でしょうが、なるべくストレスのかからない環境に身をおければ万全です。

私もそこまでストイックに生活習慣を変えてきたわけではないですが、出来る範囲の事から少しずつ意識していけば、人間本来の自然治癒力が働きだして快方に向かいますよ。

私の肛門も一度…いや二度破壊されましたが、現在は鮮やかな菊紋を取り戻す事に成功できております。

まとめ

  • 痔はつらい。ていうか怖い。時には生きる気力も奪うほど深刻な病なので馬鹿にしてはいけません。
  • 安価な市販薬では治らない。漢方一択。それなりの出費は覚悟しよう。
  • 手術も結局は対症療法なのでそこを理解しつつ受けるのは各自のご判断で。
  • 薬にしろ手術にしろ、最悪の状態を脱したらそこで油断せず、再発しない様少しずつで良いので先ずは食習慣を改善して行こう。

今回の記事を書くに伴い色々調べていたら、ピーチラック乙字湯(おつじとう)なるものがよく出てきて、こちらも漢方ですし安くてよさげですね。私はすっかり痔とはおさらば状態になりましたので試せないし服用した事もないのでアフィリエイトリンクにはしておりませんので、こちらが気になる方は安心してご参照下さい。

ここまでお読み頂きましてありがとうございました。

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