ご来訪頂きまして誠にありがとうございます。夕凪と申します。
「アメノミナカヌシ様」の言霊を推している当ブログではありますが…
「アメノミナカヌシ様お助け頂きましてありがとうございます」
いや長げぇ!ダメだ続かねぇ!!
…といって、これすら続かないような超絶怠惰なあなたに贈るたった8文字の言霊
今回は「とほかみえみため」のご紹介となります。
「とほかみえみため」とは?
一番簡単な「祝詞(のりと)」
「祝詞」とは、お経ではなく神社などで唱える言葉、大祓祝詞とか他にも色々あるが、その中で一番短い単純な祝詞が「とほかみえみため」
難しいことはせず、これだけで良いと言われている。
平安時代後期に使われだしたと言われているそうですが、その起源には色々な説があり…
と・ほ・か・み・え・み・た・め「神様の頭文字」とも言われていて、との尊、ほの尊、かの尊、みの尊、えの尊、ひの尊、たの尊、めの尊、
「8人の神様の頭文字」を取ったと言われているし、「とほかみ」だから「10人の神様」とも言われています。
大体の目的としては、たくさんの神々に対して「えみため」要は微笑んで下さい。神様、仏様、ご先祖様「微笑んで下さい」と言っているような言葉。ある意味「神様に感謝している言葉」これがずっと昔、1000年以上前から使われてきているとのこと。
言霊的にも音霊的にもすごく効果があると昔から言われていて、これを唱えてさえいれば「お金がガッポガッポ入ってくる」というような願望実現系ではないのだけれど(ガッカリした?)そもそも何か強い意志を持って「やろう」「やってやろう」とするのではなく、「こと」とは本来スムーズに運ぶもの。スムーズにいかないことをやっているから苦しいのであって、本当は何でも「こと」はスムーズに運ぶはずなのです。
その足枷(あしかせ)をどのように取るか…という話なのです。
「フラット」になる為のお祓い
皆様もご存じの通り感情には「ポジティブ」と「ネガティブ」があります。
人間の習性として、放っとけば感情は「ネガティブ」に向かう癖があります。なので自分の中で「ネガティブ」な感情が湧いている時、それに飲まれるのではなく、また無理に抑え込むでもなく「こういう観念が自分の中にあるんだ」と振り返ってそれに気付くと、それは「癖」ではなく「選択」に変わる。
こうして1つ1つ足枷を取っていくと勝手に「こと」は運んでいくはず。
「とほかみえみため」という言葉を使うことによって、いわゆる「フラット」に、やり過ぎようともしていない、やらな過ぎて引いている状態でもない、一旦ネガティブなものを「綺麗に祓う」ことができる。
「お祓い」とはこういうこと。
嫌なことだけを祓うのではなく、気負い過ぎているものも祓ってフラットな状態になりましょう。これが気負いのない宇宙とつながった状態だから「こと」を運ぶのではないでしょうか?
それを強力に簡潔にやるのが「とほかみえみため」という言霊です。
これによって人生が好転するとかそんなことは考えなくていい。好転すらしなくて良いという、それぐらいフラットな状態にしておくのが大事だということなのです。
「好転」「好転ではない」という価値観すら要らない
「これは良い転がり方だな」と考えたら「悪い転がり方」もある。しかし「悪い転がり方」であっても後になってみたらそれが「良い転がり方」だったかもな…。という話に展開することなども大いにあるわけで、とにかく「フラット」を大事にしていくことが重要。
ご利益をあまり考えすぎないでとにかく「とほかみえみため」と唱えていれば良いと思います。
「とほかみえみため」を唱える作法やタイミングは?
いつ唱えるのか。「今でしょ!」何て林修リスペクトみたいなことを言いたくなりますが、言霊なんて好きな時にいつでも唱えれば良いのです。色々なことを言う人もいます。すごく敬虔な気持ちで先祖に感謝している状態で唱えるべきとか、色々なノウハウ的なものは世の中いっぱいありますがどうでも良いと思います。とにかく唱えれば良い。
なぜそう思うかは、誰しもが穏やかで先祖やその他のものに感謝できるような状態にあるとは限らない。むしろそうじゃないからそんな状態を打破したくて、こういった言霊などに効果を求める人が大半なのですから。
まさに「お祓い」とはそういうことじゃないでしょうか?
だからどんな状態であれ「とほかみえみため」と言っていれば良い。良い時も悪い時も「とほかみえみため」と自然に唱えるということは、人生を一旦「フラット」に戻してくれる作用があるそうなので、これは大いに利用してみる価値があるのではないでしょうか。
【番外編】その他の有効な言霊「オン」シリーズ
オンシュダシュダ×3回
「オンシュダシュダ」は、善無畏三蔵法師に由来する真言(マントラ)であり、主に邪気を祓うために用いられます。この言葉は、弘法大師の師匠の師匠である善無畏三蔵法師によって伝えられたもので、仏道の修行を始めたばかりの若い僧たちが使用することが多いとされています。
このマントラは、悪しきものや不安、心配事を浄化する力があると信じられており、唱えることで心身の浄化や場の浄化にも効果があるとされています。具体的には、「オン シュダ シュダ」を3回唱えることで、その効果を実感できるとされています。
また、「オンシュダシュダ」は心の浄化や嫌なことをリセットするための言葉としても知られています。TikTokなどのSNSでもこのマントラが紹介されており、多くの人々がその効果を体験しています。
実際にこのマントラを唱えた人々からは、身体的な不調が改善されたという報告もあり、その効果については個人差がありますが、多くの人々にとって有益な実践となっています。
オンマカキャラヤソワカ
「オンマカキャラヤソワカ」は、大黒天(だいこくてん)に関連する真言であり、金運や福徳をもたらすとされています。大黒天は七福神の一人で、豊かさや繁栄の象徴として広く信仰されています。この真言は、特に金運を高めるために唱えられることが多いです。
この真言を1000回唱えることで金運が上昇するとされており、日常的に習慣化することが推奨されています。
また、「オンマカキャラヤソワカ」の「ソワカ」は、「掃除」「笑い」「感謝」を意味し、神様が好む行為とされています。このような行為を通じて、神とのつながりを深めることができると考えられています。
大黒天の真言は、特定の場所で唱えることでより強い効果が得られるとも言われています。例えば、豊川稲荷では「おさすり大黒天」を撫でながらこの真言を唱えることで、仏のご利益を受けることができるとされています。このように、大黒天への信仰は日本文化に深く根付いており、多くの人々がその恩恵を求めて日々祈りを捧げています。
この真言は単なる呪文ではなく、心の平安や感謝の気持ちを表す手段としても重要視されています。唱えることで自分自身の内面と向き合い、精神的な安定を得ることができると考えられています。
オンソラソバテイエイソワカ
「オンソラソバテイエイソワカ」は、弁財天に関連する真言であり、特にサンスクリット語に由来しています。この真言は、弁財天が持つ知恵や福徳を象徴しており、唱えることでその力を得るとされています。
具体的には、「オン」は聖なる音であり、「ソラソバティエイ」は弁財天の名前であるサラスヴァティーを指し、「ソワカ」は成就を願う言葉です。このように、この真言は弁財天への帰依と願いを込めたものであり、唱えることで心の安らぎや希望を得ることができると信じられています。また、弁財天は知恵や芸術、音楽の神としても知られており、この真言を通じてその恩恵を受けることができるとされています。特に日本では、弁財天は七福神の一柱として広く信仰されており、多くの人々がこの真言を日常的に唱えています。
この真言は、特定の儀式や祈りの際に用いられることが多く、心の中で念じるだけでも効果があるとされています。信者たちは、この真言を唱えることで困難な状況からの解放や願望の成就を期待しています。
場所も選ばない、道具もいらない、言霊の手軽さとその効果
今回はいくつかの言霊を紹介させて頂いていますが、言霊界隈では割とメジャーで知っている方にとっては「なんだ、それか…」と思われたでしょう。しかし誰も知らないようなものより、ある程度広く認知されているものの方が集合意識が働いて効果が大きいのではないかと思っています。
どれか自分の中で少しでもしっくりくるものがあれば、それを唱える習慣をつけてみることをオススメします。
そしてなぜ私が「言霊」をここまで推すかというと、数あるアファメーションのテクニックにおいて1番敷居が低いと思うからです。
自己啓発系の情報を漁っていると、イメージング、瞑想、ジャーナル(紙に書く)、ビジョンボード作成…etc
色々なものを見聞きしたことがあると思いますが…続けられてますか?むしろ良い話を聞いたなと思ったものの、実際はやったことすらないなんて人が大半ではないでしょうか?(もちろん私もその1人)
その点「言霊」は場所も選ばず道具もいらない。口に出せない状況なら心の中で唱えても良い。嫌なことがあったら唱えてみる。プレッシャーを感じることに取り掛かる前に唱えてみる。何もない時でもふと思い出して唱えてみる。
初めは「こんなの意味あるのか?」と疑いしかないですがそれでも唱えてみる。そして1か月、半年、1年経ちと実践してみた私個人の感覚としては、飛び上がるような嬉しいことこそないが、悪い事も決してない。
怒るとかイライラするということが劇的に減った。別に生活環境も収入もそれほど変わっていないのに。これは紛れもなく自分の内面が変化したからでしょう。
さして悪い事もなく穏やかに毎日暮らせている。「これってマジでありがたいとしか言いようがないよな」と素直に思えるのです。
不満や不足感がないわけじゃない。だけど今の自分の現状には素直に感謝できる。
これが人として「フラット」な状態というか、このポイントまで先ず持ってくるのが重要だと感じています。
そうすると日々を丁寧に生きだす。
丁寧に生きるとは?⇒「五感を丁寧に感じること」
- よく見る
- よく味わう
- 感触を感じてみる
- 耳を澄ます
- 香りを楽しむ
五感を丁寧に味わうとあなたは神とつながれます。あなたの身近なところに神のような存在がいます。
あなたの体です。
今の最先端の技術をもってしても血液を作ることはできない。でもあなたの体は米、肉、野菜何を食べても血液にできる。
壊れた模型が数日して勝手に直っていたら神の奇跡ですが、あなたの切り傷は放っておいても勝手に治る。
つまり、あなたの体は神のような存在なのです。
その神のような体とつながる唯一の方法が、五感を丁寧に感じることなのです。
それがあって瞑想とかジャーナルを実践してみる気になったり、何か副業に挑戦してみようなど、願望を叶えるための具体的な行動につながっていく。
その第1歩として「言霊の習慣化」をオススメしたいです。
最後に
人は皆、何か有事が起きてからその時だけ神に祈ったりすがったりしてしまいがちですが、「言霊」を通して常日頃から神を意識してつながっておきましょう。
さすれば有事の際も大概のことは何とかなる方向へ着地させてくれるはずです。
ここまでお読み頂きましてありがとうございました。